株式会社CoPalette、CraftStadiumにて「関西ビギナーズハッカソン vol.5」を成功裏に開催

株式会社CoPaletteは、ハッカソンプラットフォーム「CraftStadium」において、2025年3月17日から19日の2泊3日にわたり「関西ビギナーズハッカソン vol.5」を京都市内で開催し、学生エンジニアたちによる革新的なプロダクト開発が行われました。
イベント概要
本ハッカソンは「AIを賢く活用し、プロダクトを作ろう」をテーマに、学生エンジニアのための実践型イベントとして以下の特徴で実施されました:
- 開催期間:2025年3月17日〜3月19日(2泊3日)
- 開催場所:Impact Hub Kyoto(京都市)
- 参加者:最大40名の学生(高校生・高専生・大学生・大学院生・専門学校生)
- 技術要件:Gemini、GitHub Copilotを活用した開発
- 賞金総額:50,000円
参加者層
今回のハッカソンには多様な学生が参加し、互いに刺激を与え合いながら開発に取り組みました:
- 出身地域:京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、福岡県、石川県など西日本を中心に全国から参加
- 学年構成:高専生から大学4年生まで幅広い学年層
- 所属校:京都大学、同志社大学、立命館大学、京都産業大学、明石工業高等専門学校、奈良工業高等専門学校など
- 技術バックグラウンド:
- 言語:Python、JavaScript、TypeScript、C/C++、Ruby、Java、Go、PHP、HTML/CSS
- フレームワーク:React、Next.js、Django、FastAPI、Ruby on Rails、Flutter、Vue.js
- 分野:Web開発、AI/機械学習、データ分析、モバイルアプリ開発、IoT/ハードウェア
- 男女比:男子学生と女子学生の両方が参加する多様性のある環境
受賞プロジェクト
厳正な審査の結果、以下のプロジェクトが表彰されました。
最優秀賞(24,000円):「声にっき」
音声から日記を自動生成するアプリケーション。ユーザーが話した内容をもとに、AIが日記形式でテキスト化します。
こだわりポイント:
- かわいらしいデザインで直感的に操作できるUI
- 裏で動作する技術を意識させない優れたUX設計
- Supabase AuthとEdge Functionによるセキュアな通信基盤
優秀賞(16,000円):「Break Filter Bubble」
ユーザーの興味関心が低いジャンルのニュースを意図的に提示し、新たな知識との出会いを促進するアプリケーション。
こだわりポイント:
- ユーザー体験を最優先にした設計と優れたUI/UX
- 多様なキーワードによる効率的な検索機能
- 読みやすく理解しやすい記事生成機能
優良賞(10,000円):「Dark History」
指定したユーザーのSNS投稿から「黒歴史」になりそうな内容を分析・表示するアプリケーション。
こだわりポイント:
- Difyを活用したAI精度向上の仕組み
- 「黒歴史フィルタリング機能」によるセンシティブな内容の適切な除外
- GPTsとIdeogramを用いた直感的な画像生成機能
- フロントエンドとバックエンドの分離による高い再利用性
その他の注目プロジェクト
「シナリオ・エコノミー」
Geminiを活用した新感覚投資ゲーム。世界中の未来シナリオ(気候変動、テクノロジー進化、社会トレンドなど)に「投資」し、AIによる実現可能性の判断に基づいてポイントを獲得するゲーム。
こだわりポイント:
- 外部データベースやサーバーを使わずDockerのみで構築
- フロントエンドをほぼHTMLとCSSのみで実装した技術力
「就活クエスト」
就活×ゲーム×AIを組み合わせ、学生の就活に対する不安解消やモチベーション向上を目指したアプリケーション。ゲーム感覚で就活対策ができる点が特徴。
こだわりポイント:
- LangChainを用いた保守性・拡張性の高いコード設計
- シンプルで美しいUI
- レベルアップ時のエフェクトなどゲーム要素の充実
「SmilePhoto」
AIが大量の写真を4つの感情カテゴリに自動分類し、欲しい写真を素早く見つけられる写真整理アプリ。
こだわりポイント:
- アルバムごとに感情カテゴリフォルダが分かれた視認性の高い設計
- シンプルで可愛らしいUI
開催の背景
昨今のAI技術の急速な発展に伴い、次世代エンジニアにはAIツールを効果的に活用する能力が求められています。本ハッカソンでは、学生たちがGeminiやGitHub Copilotなどの最新AI技術を実践的に活用しながら、実際のプロダクト開発を経験する機会を提供することを目的としました。
イベントの特徴
充実した開発環境と支援体制
参加者には以下の特典が提供されました:
- 京都の宿泊施設(2泊分)
- 支援企業との交流会を兼ねた食事
- 経験豊富なエンジニアによる技術メンタリング
- Impact Hub Kyotoでの快適な開発環境
- 事前学習コンテンツと勉強会へのアクセス
参加者の声
参加者からは様々な前向きなフィードバックが寄せられました:
「初めてのハッカソン参加でしたが、他の学生と協力してプロダクトを作り上げる経験は非常に貴重でした。特にAIツールを使った開発の可能性を実感できました」(京都大学・3年生)
「技術的な学びだけでなく、チームで協力して短期間でプロダクトを作り上げる経験が得られました。メンターの方々からの的確なアドバイスも大変参考になりました」(同志社大学・2年生)
「普段は接点のない他大学や高専の学生と交流できたことで、新しい視点や考え方に触れることができました」(立命館大学・3年生)
今後の展開
CraftStadiumでは、今回の成功を受けて、今後も学生エンジニアの成長を支援するハッカソンを継続的に開催していく予定です。特に、AIツールを活用した開発スキルの向上や、異なるバックグラウンドを持つ学生間の交流促進に焦点を当てたイベントを計画しています。
次回の開催情報については、CraftStadiumの公式サイトやSNSで随時お知らせいたします。
お問い合わせ先
本イベントや今後の開催に関するお問い合わせは、以下のフォームよりお願いいたします:
https://organize.craftstadium.com/contact
引き続き、エンジニアの皆様の挑戦と成長をサポートできるプラットフォームを目指してまいりますので、ご期待ください。